美和空間研究室

美和空間研究室
(一級建築士事務所)
代表
高木美和
所在地
岐阜県各務原市蘇原大島町7-183
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TEL&FAX
058-371-9571

Miwaの人間生活*喜怒哀楽

土地の声を聴く


住宅アイデアのラフスケッチしようとしたら、娘が寄ってきて、
「お家考えるノートをやりたい。」
と言うので、一緒に自宅新築計画を練りました。


私が、ラフな断面と平面を描いていたら、
娘は、断面を理解できるらしく、彼女のノートは、
断面に自分の部屋と家族それぞれの部屋が描かれていました。
ベッド、仕事机、ソファ、トイレ、キッチンなどが、
断面図の中に立面形式で描かれていて、
素人にはこのほうが解りやすいんだろうか?
と思ったりしました。


先日の停電事件以来、私は、自宅の敷地について、
今ある状況を受け入れて、そこからスタートすることに決めました。
今の状況は、南北に長い土地と、北と西に道路があります。
東面は工場と汲取り式トイレと倉庫と車庫が並んで建っていて、
東北の角5メートル程を除いて、空きがありません。


西側に家が3軒あります。
そのうち1軒が、32坪の私の仕事場兼自宅です。
ここは、敷地の北西の角にあって、
幸いなことに東面の建物の影響をうけません。
一日中、どこにいても明るい建物です。
しかし、そこに4人家族なので、かなり手狭です。


もう1軒は、60坪の母屋で、義母がひとりで住んでいます。
ここは、東面の建物に接して建っていて、朝日が見えません。
朝からずっと薄暗いです。


さらにもう1軒は、12坪の離れ家があって、誰も住んでいません。
ここは、南西の角にあって、東面の建物と接していないので、
午前中から午後にかけて、窓がある部屋は明るいです。
私の感覚では、かなりいい風が吹いてくる場所です。
私は、次回の仕事場所として、ここを狙っています。


この土地は、面積だけ聞くと、かなり広いのだけれど、
見渡してみると、かなり制限されています。
私は、「東面の建物さえなければすっきりした計画が出来るのになあ。」
とずっと思っていました。
でも、私がそう思うだけではどうにもならない状況にあって、
じゃあ、それがそこに存在するものとして、
それとうまく共存できる建物を考えてみることにしました。


自宅建築に関しては、建てる時期の目処だけたって、
しかし、全くやる気が起きず、半年間、放ってありました。
でも、今ある状況の良いところも悪いところもも受け入れて、
じゃあ、そこからどうしようかという視点に立った今、
アイデアは、泉のように湧き出てきて、面白いくらいです。


建築は、人間はもちろんのこと、
土地や環境との駆け引き、話し合いだと感じます。
土地が望むかたちがあるのだとしたら、それを受け入れて、
じゃあ、今度はこっちの願いも受け入れてもらえないかな、
という具合です。


うまく折り合いがついたら、次のステップにいけるのだけど、
しばらくの間、土地との対話を楽しみたいと思います。

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